2005年12月 の記事一覧

2005年~総括2~ぶどう、梨、りんご他

■カボチャ■
みやこ不作、メルヘン、M7、エビスなど、全般的に不作でした。
昨年の台風被害と、価格低迷で作付けが激減した影響でしょうか。
そんな中、小さい系の品種が健闘しました。
坊ちゃんカボチャ、プッチーニなどは、使いきりサイズで、電子レンジなどでの調理が簡単なのが現代向きなのかな

■ジャガイモ■
「北あかり」の知名度がアップ。食べ方なども浸透しました。
「インカのめざめ」など、固い系のカボチャも登場。
ジャガイモは、単にイモから、用途や好みで選べる野菜になりました。

■ぶどう■ワイン消費の低迷から、加工ぶどうが減ったせいで、市場にB級品があふれた年。
B品が、秀品の流通を阻害しました。
手を加えていない加工品は、JAなどで加工にして欲しいところ。
路地の味は良く、酸味が少なかった年でした。
「旅路」は、生産者が減ってしまいました。
登録系のジベレリンの使用が、これからの鍵かな

■梨■積算気温で決まる収穫時期が、ひじょうに判断しにくく
適期に収穫できたかどうかで、品質が微妙に分かれました。
洋ナシは「ブランデー」が苦戦
「オーロラ」は、これからの知名度のひろまりに期待
「千両梨」は、味良かったのに、売り先が絞られ苦戦。
柿の価格にひきづられる傾向があるのが残念

■りんご■
りんごは、昨年の台風と春の豪雪で、かなり樹にダメージが。
下枝が壊滅したものも多く、収量が激減。
成長期の干ばつで玉伸びも良くなかったので、小玉傾向。
味は天気に恵まれて、良好。
早生品は、劣化が早かった
中生種は、色味とも良好でした。「ひめかみ」「レッド」などは蜜入りが多く酸味が少なめで好評でした。
晩生種は、昨年ほどの蜜が入っていなくて、良くクレームが。
しかし、蜜部分は糖度は実部分よりも2度低いのです。
さらっと入っている程度が一番美味しい。


今年もいろいろと課題、悩みなどありましたが
忙しく1年を終えることが出来ました。
これも、消費者である皆様のおかげです。
心から感謝します。
また、来年も北の果族をよろしくお願いします

良いお年をお迎え下さい。
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2005年~総括1~さくらんぼ、メロン他

12月の更新が申し訳ないまま
2005年のラストの日記になってしまいました。

2005年の総括

■さくらんぼ■
雪解けが遅く、収穫も遅れ気味。
2年続きの不作、幼果菌核病が発生して、受粉後にダメになった実が多かった。
夜が高温の日が多く、色つきが良くなかった。
南陽が特に数が少なく、価格が高騰した。

■メロン■
雪解けが遅い影響を一番受けたのがメロン。
御中元シーズンに間に合わず、混乱が。
味にバラつき、ルピアレッドが短期間で終わり、R113Uに助けられた。
青肉メロンが少なめ。ライフメルティーが増えることに期待したい。

■プルーン■
早い時期の早生の品種の評判が非常に悪く、以降の品種に悪影響が出る。
早い時期のプルーンは肉質が柔らかく、日持ちしない、しかも防除の時期がづれていたようで、品質低下。
後半のプルーン「パープルアイ」「サン」などは、収穫時期をもっと一定にして品質を保ちたいところ。
生産者によって味にバラつきが多く、苦労しました。
農薬が変更されたせいか、腐りやすかったです。

■桃■
早生種に苦労。早生の白鳳などは、お盆に向けてなんだろうけど、栽培する意義は無い気がする。
「あかつき」「暁星」「めぐみ」などは、固めで糖度も高く、良かったです。
余市の桃はとにかく腐るので、早く食べて欲しいところ。

■とうもろこし■
やはり、雪解けの遅い影響で、収穫に遅れが。
そのせいか、早生種をつける生産者が多数いましたが、これがNG
やはり成長にはきちんと時間が必要。
無農薬は、アブラムシと夜盗虫に苦労しました。

2へ続く


「インカのめざめ」で肉じゃがを作ったら

「インカのめざめ」って言うジャガイモがあります。
普通にメークインみたいな外見なんだけど
中の色は濃い黄色です
インカのめざめ

そして、ものすごく固いです
食感は、まさに「栗」です

インカのめざめはアンデスなどで昔から食べられてきたじゃがいもの原種を改良して、3年前に登録されたジャガイモです。
道産子でも中々手に入らないのは、栽培面積が少ないのと、栽培に合った土地が限られているせいかもしれないですね。
このジャガイモは土の中でも次の芽が出る程、生命力が強く、男爵や北あかりなどと比べると非常に小粒で色は非常に鮮やかな黄色、栗のような独特な風味・甘味・食感が特徴的です。

じゃがいもは、ビタミンCが非常に多くて、でんぷん内に包まれているために熱に強く、茹でた調理も5割以上も残るそうです。
ビタミンB1は1日の必要量を半個で摂取できます。
特に冬にたくさん食べて欲しい野菜です。
肉じゃがにすると、ニンジンのビタミンA(ベータカロチン)豚肉のビタミンB1、玉ねぎの硫化アリルなども一緒に取れるので理想的なんですね。
インカのめざめ

暖冬のはずだったのに列島ブルブル

12月に入って日本列島は、真冬並みの寒気にずっと晒されていて
長期予報の暖冬という発表はどこへ行ってしまったんだろうね
記録的大雪という見出しが毎日ですよ!この冬一番の寒気も見飽きた感じが。
しかも、厳しい寒さは1月前半まで続く見通しで
寒い年末年始になりそうですよね
愛媛県ではみかんに雪という衝撃的な姿が!

気象庁は「寒気の南下が想定以上に長期化し、強烈だった」としており、予報の修正を余儀なくされそうです。
って言うか早く修正して!

この寒波の原因は「北極振動」と言われています。
北極が振動してはるんですか!
北極振動というのは北極圏とそれを取り巻く中緯度帯の間の気圧場の南北の振動のことです。
異常気象をもたらす大気の長周期変動やテレコネクション、地球温暖化の研究において特に注目されてます。
ここ30年間において北極海の海氷面積が増減を繰り返しつつ次第に減少していること、北極上空の反時計まわり極渦が盛衰(北極振動)しながら次第に強化していることが、相互に影響を与えているそうなんです。

強い極渦と海氷の減少の間で相互に影響しあい、海氷が増減しながら減少していく中で、極渦が北極振動しながら強化していくことが発見されたのです。
北極振動が北日本の寒暖に大きな影響を与えていることは従来から知られており、その周期性と将来の状態を予測できれば、いつごろ寒くなるのか、今年の冬の天気はなどの予測が可能になるということです。
ぜひとも気象関係の方は、正しい予報になるように観察よろしくです。

豪雪にもサイクルがあって約20年ごとに3年前後続くそうです。
急に雪になって、仕事も出来なくなったりしないように、備えられたらいいね。

12月中の積雪過去最高を記録92センチ!

日本列島は、上空に強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まった影響で、広範囲でこの冬一番の冷え込みとなった。山沿いや日本海側で大雪になるそうです。

そんな寒いニュースばかりですね
私が住んでいる余市町にも大量の雪が降りました。
12月11日の積雪量は日本一で92センチ降りました。
この数字は1日分なので、前からのと昨日のと今日のを合わせると
もう考えられない雪です。
20051212朝の撮影

車も埋まったし、玄関も戸が開けられないし
道路も無い状態でした
近所にツタヤがオープン、ポスフールなどはこんな天気なのに
人がいっぱいでビックリしたりしました。
さすが道産子
強いなぁ

雪かき疲れですけど、今日は天気です
朝に地震があったんですが
こっちは震度2程度だったし朝早かったので影響なかったみたいです。

さすが師走です

温暖化だから雪遅いかなと思ったのですが
すっかり雪景色です
しかも真冬日(一日中氷点下)が続いています
寒いですよね
春に痛めた右ひざにも厳しい寒さです

周りはどうなのか、全く状況は分からないのですが
忙しくあわただしく時間に追われているところです
発送も順調にこなしています
お店では、平均50個くらいを毎日発送しています
詰め合わせは、オプション設定が多いので間違えないように慎重に
卸売りのほうは、ネット関係の下請けなどが去年とは大違いに忙しく
夜遅くまで荷造り作業に追われています
ネットもすごいけど、テレビショッピングってすごいですね
こっちも、忙しいけどありがたいです。

北海道セット

テレビって、どれだけの人が見てて、どれだけ買おうかなと電話番号をメモするんだろうって考えただけで、想像つかないけどすごいね
前に東京にメロン売り込みしてパンフばらまいて
もし、0.01%の人が買おうかなと思っただけで、対応不可能になるねって考えたことあったよ
北海道の食べ物は、何かすごい美味しいんだって
他のところに住んだこと無いから、良く分からないけど・・・

りんごは意外にも不作なので、ネットではあまりPRしたくないかも。
昨年の台風と春の豪雪で思った以上に樹がダメになってまして
あるものは売らなきゃならないんだけどねぇ

りんご「新世界」

今日は大雪になりそうです。
朝から、しんしんと降り続けています。

さて12月に入り、忙しくなりました。
ご注文もたくさん頂いていて、本当にありがとうございます。
去年のように台風も来なかったので豊作と思いきや、
実は収穫量が少なめです。
それも、昨年度の豪雪のせいで、枝や樹自体が弱ったりダメになってしまったからですね。
お天気には恵まれていますので、味は非常に良いです。
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サイトに掲載している「新世界」について、良く聞かれますので
少し解説を

新世界は「あかぎ」×「ふじ」です。
そうなると「あかぎ」って何?と返ってくるので
まずは「あかぎ」という品種について説明しなければなりません。

「あかぎ」は、以前は「ゴールデンデリシャスの自然交雑実生」とされてきました。
とても美味しいりんごですが、小玉系のりんごなので、普及しなかったです。
縦に1筋の線が入るという特長がありました。
消えかかったりんごですが、数年前に遺伝子診断で親が判明しています。
「ゴールデンデリシャス」×「紅玉」でした。

この「あかぎ」と「ふじ」の交配の実生(種から育つこと)が「新世界」です。
新世界

この新世界にも、あかぎと同じく縦に線が1本くっきりとあるのです。
色は多分「紅玉」からだろうね。

りんごの交配は不思議です。
ふじだって500種類以上の種から誕生したのですから。
これからも新しい品種は生まれ続け、楽しませてくれることでしょうね。