2008年11月 の記事一覧

「登録料払い忘れた」で登録取消。24年の歳月と開発費2億4千万がパーに!

少し前に開発したばかりのりんごのニュースをTVで見たばかりだったのに、
このニュースを聞いて???でした。

青森県は24日、特産リンゴ「ふじ」に並ぶ有望品種として、24年をかけて開発した
「あおり21」の品種登録が取り消されたと発表した。

 農水省に手数料を支払わなかったためで、種苗法では名前を変えても同じ品種は
再登録できず、新品種を開発し直すという。

 2006年3月に登録を出願し、農水省は今年3月、官報に登載した。しかし、県の
担当者は6000円の登録手数料を期限の1か月内に納めず、同省が今月17日付で
取り消した。品種登録されると、県は30年間苗木を独占管理でき、生産するには許可が
必要となる。県外に出さないこともできたが、登録取り消しで苗木流出の恐れが出てきた。

 県は品種改良に毎年1000万円程度の予算をかけており、「あおり21」は1984年、
「ふじ」と他品種を交配させて開発を開始。実に袋をかけなくても夏まで出荷できるのが
特長で、手間をかけずに品薄の時期に高価格で売れる品種として期待が高まっていた。

 三村申吾知事は記者会見で「残念至極な思いでいっぱいだ。大変悔しい」と涙ぐみ
ながら陳謝した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081024-OYT1T00869.htm
(記事はもう削除されています)

取り消す前に確認の連絡とか無かったんだろうか?
農水省ってどんだけ冷酷なんだろうとふと思ってしまいました。
米作るなとかいろいろやってくれるよねぇ。
ルールを振りかざすだけで良いのかなって思うこの頃。

「あおり21」と一緒に取り消されたのが「あおり27」
ちなみに「あおり27」は皮むいたりすりおろして3日おいてもほとんど変色しない品種。
「あおり」=「青森の林檎」ということです。

農水省ってムカつくような事件ばっか起してるのに身内には甘くて他者にはホントに厳しいよね
たった6000円の登録料支払い忘れただけなら倍額とかの罰金的なもんで許すとか1年くらいの特例があっても良いじゃんね。
他県に流れるだけならまだしも、中国やオーストラリア・ニュージーランドに流れるのは必至じゃないですかこれ。

税金で開発したならそのくらい何とかして欲しいもんだわ。
単なる無駄遣いで国益の損出になったらどうするん?
もちろん農水省がどうとかっていうより前に種苗法が問題なんだろうけど。
毒米の責任もどっかに行ってるし、何だかなぁですね。

農水省というところは事故米で法律違反しといてこういうのは法律守るんですね。そうですか。
農家の人手不足や収入のこと考えると切ないなぁ。
というお話でした。
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雪がどっさりと「メシうま」の季節と「こころむすび」

秋が続いてる気がしていましたが、何といきなり真冬がやってきました。
2008-winter
今年は夏から何だかいろいろありすぎて、時間がいつも無い状態が続いていたので、もう冬なんだという印象です。

そして「りんご」の季節。
今年は収穫が遅れたせいか選別も遅れがちです。
でも暦は確実に過ぎて行きますね。
遅れた分を取り戻すべく頑張るぞっと。

それと今すごい美味しいなと思うのが「北海道のお米」です。
自宅で食べているのは「鈴木さんちの[こころむすび]」
「北海道のお米」こころむすび
勝手に「こころむすび」と名づけました(笑)

「こころむすび」は酵母菌とアミノ酸を使って育てた「おぼろづき」と「ななつぼし」を半分づつブレンドしたお米です。
「おぼろづき」はアミロース量が少ないのでモチモチっとしてねばりがあります。
「ななつぼし」はうるち米としては食味も良く美味しいお米です。
美味しいお米にモチモチ感をミックスしてみたら?と思ってやってみたら、これがものすごく美味しいのです。

それと「アミノ酸」を使用しているのもポイントです。
自然界には約500種類ものアミノ酸が発見されていますが、私たちのカラダのたんぱく質を構成しているのはわずか20種類くらいです。
この20種類が複雑に組み合わさって10万種類ものさまざまなたんぱく質を作るのです。
すごいよね。
人の身体の中では常にタンパク質の合成と分解が繰り返されています。
原料となる20種類のアミノ酸のうち、11種類のアミノ酸は必要なときに人の体内で合成することができますが、残る9種類は体内で合成できず食べ物からとる必要があります。
これを必須アミノ酸と呼びます。

この必須アミノ酸を使って育てたのというのが重要なんです。
日本人の主食であるお米には7%、欧米人の主食である小麦には11%ほどのたんぱく質が含まれています。
米にやや不足ぎみであるリジンなどで生育させたなら、味噌などと一緒に摂取したくらいの効果があるからです。

「こころむすび」は一部で販売していますので、準備が整ったらWEBでも販売していきたいと思っています。

冬はストーブ大活躍です。
こんな風に「ジャガイモ」焼いていたりしてます。
ジャガイモのホイル焼き
メシうますぎるこの頃です。

余市でとれるりんご達(更新遅れてすみません。)

事務処理も進まず、気がついたら冬の入り口に立ってますよね。
一度降った雪もすっかり溶けて、何だか秋に戻ったような景色です。
いやいや油断は禁物!
あの寒波のせいで干した大根もやられ、泣きました。

さてりんごの季節です。
りんごの収穫もほぼ終了して、後は選別と価格設定です。
「2008年のギフト価格表」をお待ちの方にやっとお知らせできそう?というところでしょうか。
ネットでは単品しか販売できません。本当に申し訳ありません。

さてまだ収穫中ですが
今年余市で収穫されて私が確認できた品種を書いてみたいと思います。

 北の果族の収穫だより
   <りんご達 現在(2008年)収穫のある品種です>
【旭(あさひ)】明治初年フランスから導入。原名マッキントッシュレッド皮薄く酸味あるが、独特の歯ざわり。
【紅玉】明治初年アメリカから導入。原名ジョナサン。芳香強く甘酸で熱をかけるお菓子に最適。
【はやて】つがる×不明。つがるの実生。つがるよりも収穫が早い。甘酸で早生としては硬め。
【きたかみ】レッドゴールド×東北2号。扁平丸型で濃紅色。旭に似た柔らかさと酸味のりんご。
【あかね】紅玉×ウースターペアメイン。香りと鮮やかな赤色と酸味のりんご。
【さんさ】あかね×ガラ。濃赤黄色で、甘味酸味とも強い。ややゴールデン味。
【つがる】紅玉×ゴールデン。糖度が高く、濃厚な味。彩紅色。生食向け。
【未希ライフ】つがる×千秋。縞模様の扁平な形で硬め。つがるよりも甘酸で濃厚な味。
【黄王(きおう)】王林×はつあき(千秋との説も)。早生の黄色いりんご。酸味が少ない。
【レッドゴールド】ゴールデン×リチャード。濃紅色で甘い。果汁多く蜜入り多い。
【ひめかみ】ふじ×紅玉。明紅色で甘酸。緻密で多果汁。蜜入りも多い。
【千秋】東光×ふじ。酸味が効いて美味。サクサクしている。
【高嶺(たかね)】レッドゴールドの自然交配。形はリチャードで味がレッドです。
【早生ふじ】ふじより多果汁。蜜入り多い。ひろさきふじ、やたかや枝変わりの紅将軍などの総称です。
【昂林(こうりん)】ふじ×不明。ふじの枝変わりか「アポミクシス」か?多果汁で蜜入り多い。
【新世界】ふじ×あかぎ。濃赤色。甘味が強く蜜の入るりんごです。
【秋茜】ふじ×ゴールデン。元は「清明」というりんごの枝変わりです。色は鮮やかな「茜色」
【シナノスィート】ふじ×つがる。赤縞色で多果汁。甘酸で香りも良い。
【トキ】王林×紅月(ふじという説もあり)。浅黄色で多果汁。サクサクした甘酸りんご。
【ふじ】デリシャス×国光。日持ちが良く、ロングセラーの最大生産量品種
【サンふじ】袋かけをしていない「ふじ」。色は悪いが、蜜入り多く、甘味も強い
【葉とらずサンふじ】葉摘みをしないまま収穫した完熟サンふじ
【陸奥(むつ)】印度×ゴールデン。程よい酸味が特徴。りんごの女王。
【王林(おうりん)】印度×ゴールデン。甘味が特徴に、緑黄色のりんご
【ジョナゴールド】紅玉×ゴールデン。糖度酸度とも高く、濃厚な味。彩紅色
【デリシャス】通称「本デリ」。スター・リチャードなどを産んだ原種りんご。「ふじ」の親りんご。
【スターキング】デリシャスの枝変わり。濃紫紅色で芳香ある甘系のりんご。世界的品種。
【北斗(ほくと)】ふじ×陸奥。大玉で糖度が高く、独特の爽やかな味で紅色
【陽光(ようこう)】ゴールデンの自然交配。濃紅色で果肉白い。「つがる」に近い。
【4-23】ふじ×マヘ7。深紅色、酸味少なく、堅い。
【ハックナイン】ふじ×つがる。果汁が多くサクサクした歯ごたえ。甘味は中。
【ノースクイーン】ハックと同じ。黄色い肌で、酸味あり。ハック4。
【アルプス乙女】ふじ×紅玉。25g~30gのミニりんご。甘酸高く「りんご飴」にも。

#葉とらずりんご・・・葉摘みをしないまま収穫した完熟りんご。 
#アポミクシス・・・・受精や分裂を行わずに生殖が完了してしまうこと。
#実生・・・・種から育つこと。

北の果族のHP
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デリシャス2008年産