2010年12月 の記事一覧

■北の果族■の2010年反省会-その4

■北の果族■の2010年反省会-その1
■北の果族■の2010年反省会-その2
■北の果族■の2010年反省会-その3
■北の果族■の2010年反省会-その4


続きます。

■ぶどう■

他の果実と同じく、夜温の高さから酸切れが悪く収穫が遅れ気味でした。
昨年で懲りたのか、出荷時期を固定する人は居なかったようですが、糖度検査だけで出荷した人は悪評判でした。

全体的に後半に評価の高いぶどうが多かったです。
価格は高めでした。

ぶどうも品種が固定化されつつあります。
毎年の価格の低迷で、品種や苗の更新がされなくなったのかも知れないですね。
「旅路」はかなり減りました。


■なし■

洋ナシは
カメムシ被害が甚大でした。
カメムシの被害に合うと、そこが石のようになって「石梨」と呼ばれる硬いものになって熟しません。

少なめの収量なのに価格は例年並。
未だに洋ナシの食べ方が浸透してない様子です。

「スタークリムソン」「バートレッド」「ブランデーワイン」「オーロラ」「ゼネラル・レ・クラーク」「グランドチャンピオン」「シルバーベル」「日面紅」などを販売しました。
今年は単品売りにこだわって売ったのですが、これは良かったと思います。
1~5個くらい買う人がとても多いのが分かりました。

「千両梨」は、裏作に加えてカメムシに強風もあり、収量がかなり少なかったです。
色も味もばらつきがあって、個別に売り時期を変えて販売しました。


■りんご■

りんごも裏年で、寒さには強いのですが暑さには弱い果実なので収穫量は例年の6割程度でした。
暑すぎる年は、小玉傾向で、色付きも良くないし酸切れも良くないのです。
しかも2度の強風で落下もあり俗に言う「落ちりんご多発」で、大雨で根がやられた樹木も発生。
「りんご食い虫」の被害も多く、強い日差しによる「焼け」もあり。
雹害もあったりと、果樹農家は本当に大変な年となりました。

評判がアップしたのは「昂林(こうりん)」です。リピーターが多かった。
相変わらず「葉とらずりんご」は人気です。
やはり蜜入りが喜ばれるんですねぇ。

今年は「覚えてなければ新品種」ということで
これまで続けて来た、
「旭」「デリシャス」「紅玉」などの原種の復活をライフワークの成果があった年
店頭販売からWebでの販売も増えました。

ジャム用の「ブラムリー」の購買の方の増えたので助かります。
昨年のようにジュースにしてしまわないで販売にこだわる方向で頑張りたいです。


今年良く耳にしたのは
「りんごの地元なのに、スーパーで余市の生産物が売っていない」
というお話です。
確かにロットが少ないし、企画も揃っていないかも知れません。
でも、せっかくの地物ですから。
生産者さんも悲しいでしよね、地元で地元の果実が売ってないという現実。


これの解消を来年の目標にしたいと思います。


さて皆にとって
2010年はどんな年でしたか?

反省することがいっぱいです。

ブログ、ツイッター、HP

どれも、手をかけられず、本当に申し訳ありません。

来年は、もっともっと努力して

消費者さまには美味しい物を

生産者さまには正しい情報を

提供して行きたいと思います


2010年もご利用、本当にありがとうございました!

良いお年をお迎え下さい。

Web管理人
スポンサーサイト

■北の果族■の2010年反省会-その3

■北の果族■の2010年反省会-その1
■北の果族■の2010年反省会-その2
■北の果族■の2010年反省会-その3
■北の果族■の2010年反省会-その4


■いちご■

いちごも高温多湿に弱く、苗自体がうどんこ病などに侵されやすい年でした。

健太郎も果肉先行で柔かめ。酸切れ待ちで果肉軟化はさくらんぼと同じですね。

四季成りの夏秋いちごもうどんこ病にやられ花房休が長くなってしまいました。
いちばん需要のある時期に生食用に販売できず。

ジャムなどの加工用が多くなってしまいました。
それは心が折れますよね。
来年の作付けは未定です。


■プラム・プルーン■

さくらんぼと同じような推移。
花落ちダメで、菌が果皮に付くの繰り返し。
全体の半分くらいが被害に合いました。

今年くらい加工用が多かった年は無いです。

さらに、虫の食害がダブルパンチです。
色も味も良かっただけに残念。


■桃■

桃は生産者さんが春からどれだけ手入れをしたかで味が決まりました。
日焼け、灰星、いろいろな要因で減作。
暑さもあったけれど、裏年なせいか果実全体が少なかった。

B品が非常多く、訳あり桃で店頭販売しました。
毎日買いに来てくださった皆勤賞の男性に拍手!


■とうもろこし■

出だしは遅かったのですが、休まず「薪で塩茹とうきみ」を販売しました。
「恵味(めぐみ)」が一番安定して販売できました。
他にも「キャンベラ」「ピュアホワイト」「夢のコーン」「ピクニックコーン」なども茹でて販売。
全体的に好評で、売れ残りがほとんど無かったという珍しい年でした。

需要が多い旧盆頃に収穫が切れてしまったのは、暑さのせいで
後撒き物まで一緒に熟して前倒しで収穫時期を迎えてしまったせいですね。


その4に続く

■北の果族■の2010年反省会-その2


■北の果族■の2010年反省会-その1
■北の果族■の2010年反省会-その2
■北の果族■の2010年反省会-その3
■北の果族■の2010年反省会-その4



続きです

■メロン■

5月6月の低温日照不足の影響で、収穫は遅れ玉伸びも遅れました。
お中元時期から多少のずれがありました。
赤肉メロンは、
収穫時期のタイミングが非常に難しい年で、果肉の成長と果皮の成長が合わずに裂果続出!
そこまでならさないと味が乗らなかったとか。
「ルピアレッド」が主流になり、後半は「R113U(羊蹄レッド)(らいでんレッド)」が主流になりつつあります。
後半のR113Uは、果肉が硬めなので追熟に時間がかかるという説明が足りなかったです。

8月のに入ってからは順調でしたが、前半の評判のせいか販売数は伸びず。
過熟も目立ちました。
(当然ですが廃棄も過去最大量でした)

青肉メロンは、
「ファイングリーン」「乙女」「キャナル」ライフメルティ」「キングメルティー」「クラウン」「G08」
意外にもどれも美味しかった気がします。


■ブルーベリー■

こちらも大苦戦しました。
まず糖度は高いのに酸味が強い(多分果実全体がそうだったかも)。
収穫時期がとても短く、後半は果肉の柔かさで生食で販売できない物が多かったです。

冷凍販売に切り替えましたが、価格の高さがネックに。
まだまだ課題が残りました。

その3に続く

■北の果族■の2010年反省会-その1

2010年が数時間で終わってしまう!
何と言うことでしょう~!

今年も反省する事が多い一年でした。

野菜果実編から行きます。


■北の果族■の2010年反省会-その1
■北の果族■の2010年反省会-その2
■北の果族■の2010年反省会-その3
■北の果族■の2010年反省会-その4


■トマト■

大玉トマト
今年は馬場農園さんの「水切り桃太郎」を中心に販売。
特に水切りで高糖度の物は「フルーツトマト」として人気があります。
またJAよいちで推奨している「レイカ」「レイヨ」なども後半には安定した味に。
前半の育成時間が短い間は酸味切れが悪いイメージがある。

「シンディスィート」「ピッコロカナリア」「アイコ」などの中玉も人気に。
こちらもフルーツトマトとしても十分行けます。

トマトは余市などの地元になると夏の露地最盛期には、自家用で作った人が多くなり売り上げがダウンします。
また軟化するのも早いため廃棄が出るので、ここを上手く乗り切れるかどうかが課題です。
トマトはただ茹でてピューレとして保存するのがベストかと思います。


■グリーン/ホワイト/紫アスパラ■

5月後半の気温と天気の影響で収穫が遅れました。
また販売期間も短く、価格も高めに推移。成長に時間がかかるせいで硬め。味は濃い。
そのまま回復しないまま短期間で販売終了。
野菜は天候に左右されるので、ダメージを受けやすいです。


■さくらんぼ■

開花時期の気温は高めだったのですが、風が吹かず湿度高いのが影響。
せっかくの受粉果は花落ちが悪く「幼果菌核(ようかきんかく)」に感染。
花時期で全てが決まるさくらんぼとしては最悪の船出でした。
そのまま成長期には「灰星菌(はいぼしきん)」に犯されてしまいました。

さくらんぼの果実は皮が薄く水分を溜め込みやすい構造で、さらに皮も裂果しやすい。
割れた部分に腐敗菌が入り込み傷みが非常に多い年でした。
近年の無登録農薬の禁止を受けて、この病気に効く薬剤を撒く事が出来ず撃沈。

また夜の高温で酸味切れが悪く酸切れを待つと軟化という最悪の事態。
発送できたのは20分の1でした。

発送できるように、高台の収穫物で良く手入れされた、他の果実を作っていない生産者さんに拍手!
さすが職人の芸術品でした。貴重でした。


その2へ続く。