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2018年10月 の記事一覧

りんご物語・・・30・・・「余市りんごの歴史」その3~民間初のりんごが結実~「りんご侍」と呼ばれた会津藩士たち

戊辰戦争で敗れた旧会津藩士が、余市に移住したのは明治4年です

その旧会津藩士が、明治12(1879)年、ここ余市町で民間初のりんごの実を結実させました

明治12年、台風が余市を襲い多くのりんごの実が落下する中、赤羽源八氏と金子安蔵氏の樹に嵐の中でわずかに残った実が結実します

初めて結実したりんごに「国光(こっこう)49号」と「緋の衣(ひのころも)19号」という名前がつけられました

「緋の衣」りんごの色は、幕末に会津藩が京都守護職にあった際に孝明天皇から下賜された「緋の御衣」と同じだったのです

隊長だった宗川茂友氏がこう言います

「われらは皆、りんご侍だな。刀を捨てて戦も忘れていても、りんごの栽培では我らの勝ちだ。」


りんごの実の結実によって旧会津藩士は、朝敵・逆賊の汚名を返上し「りんご侍」と呼ばれるようになりました

りんご侍の努力が、余市をりんごの名産地として作ったわけです


最後の1本となった「緋の衣」の樹は、吉田観光農園にあり、先代の吉田清亥氏から吉田初美氏へと引き継がれ、平成12年に会津へ里帰りします

そして、平成17年に「会津平成りんご研究会」によって50本以上に増え、ついに収穫されました

会津に戻ることが出来なかった旧会津藩士の士魂は、りんごの結実によって、百年以上の時を越えて故郷に帰りついたのです

(森山祐吾著「りんご侍と呼ばれた開拓者」より抜粋)


吉田観光農園の緋の衣

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2011年の北海道新聞記事から

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吉田観光農園さん作成の資料から



詳しくはこちら

会津藩士物語のまとめ

戊辰150周年~余市在住「会津藩士物語」~余市豆本11より~
http://kitakazoku.jp/yoichi/aidu_boshin2018.html


戊辰150周年~余市在住「会津藩士物語」~余市豆本11より~ その9(終)
http://kitakazoku.blog6.fc2.com/blog-entry-1008.html


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