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| シリーズの3回目は、温暖化による気象の変化で起こる農業生産の話です。
二酸化炭素の増加と気温の上昇が同時に起こるのが温暖化です。 大豆などの豆類は比較的影響を受けないと予想されていますが、主食の「米」は急激な変化に見舞われます。 まず二酸化炭素が増えると多くの農作物は光合成を促進して成長や収量は多くなると考えられています。 一方で気温の上昇は農作物の生育を早くし生育期間を短くさせます。 (ビニールハウス栽培などはこの原理ですね) だから野菜などでも葉野菜などは恩恵を受けるものもあります。 しかし実を収穫する農作物では収量が減ると予想しています。
IPPC(環境科学者の国際機関)では、気温・降水量・日射量などを予想したものを基準として「農業環境技術研究所」が日本の米の収穫予測を行いました。 その結果 ■全国平均で気温は3.3度上昇(2060年頃) ■北海道でコシヒカリの栽培が可能になる ■北海道の米は平均で13%収穫量が増える ■しかしその他の地域の収穫量は減少し全国的には10%減産
主食の米の場合開花期の温度が問題になります。 とうもろこしでも書きましたが、開花時期に35度以上になると実がつきにくく減産となります。 温度の上昇で収穫量が減るのは生育期間の短縮にも関係します。 高温だと花粉の発育も正常でなくなり実が受粉しなくなったりします。
予想される温暖化では、収穫量を減らすばかりか、暖地や寒冷地の果樹などや冷涼地の高原野菜など、現在の適地適作が変化し、そこの土地での栽培を難しくしてしまいます。 そのため、栽培技術の進化や適地作物の変化などに順応して行き、日本の農業については壊滅的なことは起こらないと予想しています。
ただし、日本は食糧自給率40%の国です。 多くの食を海外に依存しています。 そのため、どのような影響を受けるのかは未知数です。 後継者不足で年々農家就労人口も減っているし高齢化しています。 こちらの方の改善が温暖化よりも深刻なのかも知れません。
今時じゃないんでしょうけど 汗かいて実際に何も無いところから芽が出て実がなる。 こういうのが本当に物を作ることじゃないのかなぁ 第1次産業がダメになったら、本当に安全な食べ物なんてなくなって行く気がします。
次回は海外の農業生産はどうなるのか考えてみます。 BSE問題も考えてみます。 BSE問題は、実は相当危ない気がしますけど。 危機意識を持ってる日本人が多かったので意外でした。
| | 2006/01/27 11:13|地域情報|TB:0|CM:0|▲
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