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さくらんぼ物語・・・・22・・・・ドイツ人の「ガルトネル」兄弟の事

2011年の春は気温が低く、受粉率は低めでした。
6月下旬から露地物が収穫されていますが、露地物は味よりも雨で裂果する前に収穫になることが多く、
色や味がまだ浅い事が多いです。
雨よけハウス物は、若干遅れての収穫となります。納得がゆく味になるまで、もう少しお待ち下さいね

さくらんぼ物語・・・・22・・・・ドイツ人の「ガルトネル」兄弟の事

北海道の果樹栽培の歴史で欠かせない人物がいます。
R.ガルトネルはプロシア(現:ドイツ)人の農業指導者です。
明治が始まる少し前、多くの人が北海道の可能性をさまざまに信じた時代。
同じころドイツ人ガルトネル兄弟は、道南の七飯に実験農場を開き、寒冷地に適した農業を実践していました。
千ヘクタールの土地を租借する契約を交わした兄弟のブナ林は、今も保護されています。

R.ガルトネルは、りんごを初めとして、さくらんぼ、洋ナシ、桃、すもも、プラムなどを北海道にもたらしました。
残念なことに、明治新政府(箱館府)が誕生した事で、土地の使用許可が下りず
賠償金をもらう形で明治4年に函館を去りました。これが「ガルトネル事件」です。
その後、1872年(明治5)北海道開拓使庁において、アメリカ人ホラシケプロンの助言で
「ナポレオン」「高砂」「日の出」をはじめ25品種を導入し北海道民に広く親しまれてきました。

北海道のさくらんぼは梅雨による裂果が少ないので市場での評価が高く栽培面積は増加傾向にあります。
現在は「佐藤錦」をはじめ「水門」「南陽」が代表的な品種です


【さくらんぼの品種】
佐藤錦・・・・・・全国的に主力品種。別名「赤い宝石」甘みが強く果汁が多い。
水門・・・・・・・・小樽市で発見。赤いハート型で甘み酸味とも強く、雨にも強い品種。
南陽・・・・・・・・胚培養品種で大粒。種が小さく食べ応え十分。酸味は少ない。
ゴールドキング・・・仁木町で発見。実が固く甘い。晩成種。
ナポレオン・・・18世紀から栽培されている古い品種。酸味が多い。加工に最適。
月山錦(がっさんにしき)・・・・・・黄色いさくらんぼ。丸く大きい。甘味酸味とも強い。
サミット・・・・・・大玉でハート型。深紅色。甘酸調和。果肉も赤いです。
紅秀峰(べにしゅうほう)・・・・・・佐藤錦×天香錦。果肉はクリーム色。甘味強く果肉も硬めで緻密。
天香錦・・・・・・紅色で糖度が高く果形は「佐藤錦」に近い。固く日持ちのする品種。
大将錦(たいしょうにしき)・・「ナポレオン」「佐藤錦」等の混植園で偶然発見された品種。硬め。
紅さとう(山形美人)・・・佐藤錦の枝変わり品種。赤色が濃い。食味は佐藤錦と同じ。
香夏錦(こうかにしき)」・・・佐藤錦と高砂の交配交雑実生品種。甘味、果汁は多く、酸味は少ない。
紅さやか・・・・・佐藤錦にセネカを交配して交雑実生から選抜、育成された早生品種。果肉は赤色。
アメリカンチェリー・・「ビング」「ジャブレー」「レーニア」など米国産さくらんぼの総称。日本でも栽培。

ドレンチェリー・・・さくらんぼの砂糖漬け。果実を一度漂白して赤く着色しています。
キルシュワッサー(キルシュ)・・さくらんぼを種ごとつぶして発酵、蒸留して造る無色透明のブランデー。

さくらんぼ2011
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